問1 ..................................................................................................
以下の語句を使用し、 EMP表のEMPNO列とENAME列に一意索引「PK_EMP」を作成する
DDL 文を完成させなさい。ただし、不要な語句が1つあります。
1 INDEX 2 EMP 3 ENAME 4 CREATE 5 TO 6 EMPNO 7 ON 8 PK_EMP 9 UNIQUE
a. 「4 8 9 1 7 2 (6,3);」
b. 「4 8 9 1 5 2 (6,3);」
c. 「4 9 1 2 5 8 (6,3);」
d. 「4 9 1 8 7 2 (6,3);」
e. 「4 9 1 8 5 2 (6,3);」
→回答と解説
問2 ..................................................................................................
NLS パラメタの優先順位として正しいものを選びなさい。
a.「初期化パラメタ」→「ALTER SESSION文」→「環境変数」
b.「初期化パラメタ」→「環境変数」→「ALTER SESSION文」
c.「環境変数」→「ALTER SESSION文」→「初期化パラメタ」
d.「環境変数」→「初期化パラメタ」→「ALTER SESSION文」
e.「ALTER SESSION文」→「環境変数」→「初期化パラメタ」
f.「ALTER SESSION文」→「初期化パラメタ」→「環境変数」
→回答と解説
問3 ..................................................................................................
データベースの管理者であるAさんは、DEPT表を削除しようとしています。
削除を行う前に、DEPT表が他表の参照整合性制約にて参照されていないこと
を確認するために実施する手順として、最も適しているものを選びなさい。
a.DBA_TABLESディクショナリを検索する
b.DBA_CONSTRAINTS ディクショナリを検索する
c.DBA_CONST ディクショナリを検索する
d.DBA_CONS_COLUMNSディクショナリを検索する
e.DEPT表を CASCADEオプションなしで削除する
→回答と解説
問4 ..................................................................................................
Oracleサーバにユーザがアクセスすると、ユーザプロセスとサーバプロセス
が作成されます。このサーバープロセスが使用するメモリ空間として正しい
ものを選びなさい。
a.SGA
b.UPI
c.PGA
d.OCI
e.共有プール
→回答と解説
問5 ..................................................................................................
データベース管理者である Aさんは、プロファイル「prof_admin」を作成し、
ユーザALLEN に割り当てました。
その後、プロファイル「prof_admin」を CASCADEオプションを指定して削除
しました。この時の、ユーザALLEN に関する記述として正しいものを1つ選
びなさい。
a.ユーザALLENはログインできなくなる
b.ユーザALLENはプロファイルが割り当てられていない状態であるが、使用できる
c.ユーザALLENはデフォルトプロファイルが自動で適用され、使用できる
d.ユーザALLENがログインを行うと、プロファイルを指定するよう促すメッセージが出力される
e.CASCADE オプションにより、ユーザALLEN自体も削除される
→回答と解説
問6 ..................................................................................................
下記5つの DDL文のうち、実行時にエラーとなるものをすべて選びなさい。
a.create table scott.emp (empno number(4),ename varchar2(10));
b.create table scott.emp (empno number(4),ENAME varchar2(10));
c.create table scott.emp (emp_no number(4),e_name varchar2(10));
d.create table emp (empno number(4),ename varchar2(10));
e.create table scott.emp (1empno number(4),2ename varchar2(10));
→回答と解説
問7 ..................................................................................................
バックグラウンドプロセスLGWRの役割として正しいものを1つ選びなさい。
a.データベースバッファキャッシュ内で変更されたデータをディスクに書き出す
b.ユーザプロセスが異常終了した際に回復処理を行う
c.REDOログをアーカイブする
d.REDOログバッファからオンラインREDOログファイルに情報を書き込む
e.データベースのオープン時、データベースの一貫性をチェックする
→回答と解説
問8 ..................................................................................................
REDOログの多重化についての説明を読み、誤っているものを選びなさい。
a.同一グループ内のメンバは異なるディスクへ配置する
b.LGWRによるREDOログへの書込みで待機が発生する場合、メンバの追加を検討する
c.一般的に、データファイルとREDOログファイルを異なるディスクに配置すると、LGWRとDBWRの I/O競合が軽減する
d.同一グループ内のメンバは、通常1つで十分である
e.LGWRによるREDOログへの書込みで待機が発生する場合、グループの追加を検討する
→回答と解説
問9 ..................................................................................................
制御ファイルが更新されるタイミングとして当てはまるものをすべて選びなさい。
a.表領域「TS01」の作成
b.ユーザSCOTTのログイン
c.RMANによるバックアップの実行
d.ログスイッチの発生
e.表領域「TS01」へデータファイルの追加
→回答と解説
問10 ................................................................................................
下記の SQL文に関する説明として正しいものをすべて選びなさい。
CREATE USER ALLEN IDENTIFIED BY ALLEN
DEFAULT TABLESPACE TS01 TEMPORARY TABLESPACE TEMP
QUOTA 250M ON TS01 PROFILE USER_PROF;
a.ユーザALLENを新規作成する
b.ユーザALLENが、表領域名を指定せず EMP表を作成すると、SYSTEM表領域に作成される
c.ユーザALLENが、表領域名を指定せず EMP表を作成すると、TS01表領域に作成される
d.ユーザALLENが、表領域名を指定せず EMP表を作成すると、TEMP表領域に一時的に作成される
e.ユーザALLENには、USER_PROFプロファイルが割り当てられている
f.ユーザALLENには、デフォルトプロファイルとUSER_PROFプロファイルが割り当てられている
g.ユーザALLENへのクォータ設定は、全表領域に対して有効である
→回答と解説
一意索引を作成する基本構文は以下のようになります。
CREATE UNIQUE INDEX [スキーマ名.]索引名 ON [スキーマ名.]表名
( 列 [ASC | DESC]
[,列 [ASC | DESC]...])
[TABLESPACE 表領域名][STORAGE句]
データベースの動作環境で、ソート順序や日付形式、通貨記号等、言語に依存
する設定を行うパラメタ(NLS_xxxx)を総称して NLSパラメタと呼びます。
設定・変更するには、以下を使用します。
・初期化パラメタ
・環境変数
・ALTER SESSION文
また、設定した値が反映される優先順位は、
「ALTER SESSION文」→ 「環境変数」→「初期化パラメタ」
となります。
参照整合性制約の参照を確認するには、ディクショナリ「DBA_CONSTRAINTS」
を使用できます。
下記の例は、 EMP表に作成されている制約を示しています。
PK_EMPはCONSTRAINT_TYPEが「P」なので、主キー制約です。
FK_EMPはCONSTRAINT_TYPEが「R」なので、参照整合性制約で、主キーPK_DEPTを参照しています。
SQL> SELECT table_name,constraint_name,constraint_type,r_constraint_name
2* FROM dba_constraints WHERE table_name='EMP'
TABLE_NAME CONSTRAINT_NAME C R_CONSTRAINT_NAME
---------- --------------- - ---------------------
EMP PK_EMP P
EMP FK_EMP R PK_DEPT
Oracleサーバにユーザがアクセスすると、ユーザプロセスとサーバプロセスが
作成され、接続(セッション)が確立し、サーバプロセスがOracleサーバと通
信を行います。
この時、サーバプロセスは、プログラムグローバル領域(PGA) と呼ばれるメモ
リ領域を使用します。 PGAはサーバプロセス作成時に割り当てられ、終了時に
開放されるメモリ領域で、一つのプロセスだけで使用されます。
※ユーザプログラムインターフェイス(UPI)
ユーザプロセスは、 UPIを使用し、ユーザが要求を発行するたびに、Oracle
サーバに対するコールを生成します。
※Oracleコールインターフェイス(OCI)
サーバプロセスは、ユーザプロセスの要求に応じ、 OCIを使ってOracleサー
バと通信し、ステータス情報と結果をユーザプロセスに戻します。
Oracleサーバ <= [OCI] => <= [UPI] => クライアント(ユーザ)
プロファイルを使用すると、ユーザをグループ単位で管理し、「リソース制限」
や「パスワードの制限」を行うことができます。
データベースが作成されると、Oracleサーバは自動的にデフォルトプロファイル
を作成します。このデフォルトプロファイルは、特定のプロファイルが明示的に
割当てられないユーザに、暗黙的に割当てられます。
◆プロファイルの削除
DROP PROFILE プロファイル名 [CASCADE];
※デフォルトプロファイルは削除できません
※すでにユーザに割当てているプロファイルを削除する際、 CASCADE句を指定す
ると、ユーザのプロファイルがデフォルトプロファイルに変更されます
表名 および 列名には、命名規則があります。
・文字で開始する
・30バイト以下で、 かつ1文字目が数字ではない
・英数字、記号($_#)、漢字、ひらがな、カタカナが使用可能
・Oracle予約語は使用不可
・同一スキーマ内で一意な表名、同一表内で一意な列名でなければならない
・大文字・小文字は区別されない
各選択肢に対応したプロセスは以下のようになります。
a :DBWR(データベースライタープロセス)
b :PMON(プロセスモニタープロセス)
c :ARCH(アーカイバ)
d :LGWR(ログライタープロセス)
e :SMON(システムモニタープロセス)
REDOログを多重化する場合、グループのメンバを異なるディスクへ配置し、ある
ディスクに障害が発生しても、他のディスクの残りのメンバにアクセスできるよ
うにします。(LGWRがロググループすべてのメンバにアクセスできないと、イン
スタンスが停止する)
REDOログへは一定の書込みが処理が発生するため、アーカイブREDOログファイル
と異なるディスクに配置すると、バックグラウンドプロセスARCHとLGWRの I/O競
合が軽減できます。また、データファイルと異なるディスクに配置すると、LGWR
とDBWRの I/O競合が軽減します。
トレースファイルやアラートファイルを確認するし、LGWRが頻繁に書き込みを待
機している場合は、REDOロググループを追加することを検討します。
制御ファイルは、データベースの物理構造を記録しているバイナリファイルです。
データベースのマウント時に読み込み、下記のような情報を格納しています。
・データベース名、識別子情報
・データファイル、REDOログファイル名と場所
・表領域名
・データベース作成時のタイムスタンプ
・現行のオンラインREDOログ順序番号
・現在のチェックポイント情報
・アーカイブログが記録された日時の履歴
・Recovery Managerユーティリティのバックアップ実行日時履歴
ユーザの追加は、「CREATE USER文」にて行います。
上記の例では、
CREATE USER ALLEN ・・・ALLENユーザ追加
IDENTIFIED BY ALLEN ・・・ALLENユーザのパスワードはALLEN
DEFAULT TABLESPACE TS01 ・・・デフォルト表領域はTS01
TEMPORARY TABLESPACE TEMP ・・・一時表領域はTEMP
QUOTA 250M ON TS01 ・・・TS01表領域のクォータは250M
PROFILE USER_PROF ・・・USER_PROFプロファイルを割り当て
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