問1 ..................................................................................................
下記のデータ型の説明を読み、誤っているものを2つ選びなさい。
a.NUMBER型は、負の数(小数点以下)を表すことはできない
b.DATE型は「4桁年、月、日」のみを表す
c.CHAR型は1〜2000バイトまで指定できる
d.LONG型は最大2GBまでのテキストデータを格納することができる
e.VARCHAR2型は、CHAR型に比べデータベースの使用容量を節約できる
→回答と解説
問2 ..................................................................................................
Data Pump を使用し、エクスポートを行います。ユーザSCOTT が、ユーザALLEN
の表をエクスポートする場合に必要なロールを選びなさい。
a.EXPORT_ALL_DATABASEロール
b.EXPORT_FULL_DATABASEロール
c.EXP_ALL_DATABASEロール
d.EXP_FULL_DATABASEロール
→回答と解説
問3 ..................................................................................................
PL/SQLを使用し、下記のようなプログラムを作成します。
商品の金額がパラメタとして渡されると、消費税を計算し、「商品の金額+消
費税」の値を戻す。
どのオブジェクトを作成するのが適切か、選びなさい。
a.プロシージャ
b.ファンクション
c.パッケージ
d.トリガー
→回答と解説
問4 ..................................................................................................
PL/SQLプログラムにて、OS上のテキストファイルの読み書きを行います。
利用可能なパッケージを選びなさい。
a.DBMS_SQL
b.UTL_HTTP
c.UTL_FILE
d.UTL_TCP
e.DBMS_OUTPUT
→回答と解説
問5 ..................................................................................................
データディクショナリを所有するユーザーを、以下の中から選びなさい。
a.sys
b.admin
c.manager
d.system
e.internal
→回答と解説
問6 ..................................................................................................
ユーザSCOTT により、 EMP表のデータに対しDELETE文が発行されたことを
確認するのに使用することのできる「監査」を選びなさい。
a.文監査
b.権限監査
c.スキーマオブジェクト監査
d.オペレーティングシステム監査
→回答と解説
問7 ..................................................................................................
Oracleデータベースに接続した際、下記のエラーが発生しました。
エラーの原因として考えられるものを選びなさい。
ORA-12541:TNS:no listener
a.データベースが起動していない
b.リモートノード上のリスナーが起動していない
c.tnsnames.oraファイルのCONNECT_DATAのSERVICE_NAMEが、リスナーで認識してい
るサービス名と一致しない
d.tnsnames.oraで指定された ADDRESSパラメタのプロトコル固有属性が正しくない
e.データベースへログインするユーザーIDまたはパスワードが間違っている
→回答と解説
問8 ..................................................................................................
共有サーバーの説明を読み、誤っているものを 3つ選びなさい。
a.ユーザプロセスとサーバプロセスが 1対1 の関係である
b.ユーザセッション情報は、共有プールに保存する
c.ユーザはディスパッチャに接続する
d.ユーザセッション情報は、 PGAに保存する
e.データベースの起動や停止等のOracle内部タスクを実行する際に使用する
→回答と解説
問9 ..................................................................................................
オプティマイザ統計を収集する際に利用するパッケージを選びなさい。
a.DBMS_GATHER
b.DBMS_JOB
c.DBMS_ANALYZE
d.DBMS_STATS
→回答と解説
問10 ................................................................................................
下記のコマンドの実行結果として正しいものをすべて選びなさい。
$ lsnrctl start
a.リスナーを起動する
b.対象のリスナー名を指定していないため、エラーとなる
c.リスナーを再起動する
d.コマンドの対象のリスナーは LISTENERである
e.対象のリスナー名を、予め「SET CURRENT_LISTENER」コマンドで指定しておく必要がある
→回答と解説
Oracleで扱うことのできるデータ型のうち、文字列型・数値型・日付型には
以下のようなものがあります。
◆文字型
■CHAR
・固定長の文字列データ
・1〜2000バイトまで指定可能
・未使用の部分は空白が充填される
■VARCHAR2
・可変長の文字列データ型
・1〜4000バイトまで指定可能
・CHAR型と違い、格納された文字列データのみが保管される(空白は充填されない
ため、データベース使用容量の節約ができる)
■LONG
・可変長の文字列データ型
・最大2GBまでのテキストデータを格納することができる
◆数値型
■NUMBER(p,s)
・p は最大精度で38桁まで使用可能
・s は小数点位置を指定
・s を省略すると、p の精度の整数として使用可能
例:NUMBER(5) → 10000を格納できる
NUMBER(11,4) → 1234567.8901を格納できる(11桁、小数点以下4桁)
◆日付型
■DATE
・日付、時間を含む固定長7バイトの日付データ型
・4桁年、月、日、時、分、秒を格納する
Data Pump は、データベース内のデータ及びメタデータ(定義)を、自デ
ータベースまたは他のデータベースへ移動させることができます。
従来のexp/imp とインタフェースの似たクライアントとして、expdp/impdp
コマンドラインユーティリティが提供されていますが、Enterprise Manager
からも実行できます。
従来のエクスポートユーティリティ(exp) と同様、別のユーザが所有する
表をエクスポートする場合は、EXP_FULL_DATABASEロールを持つ必要があります。
各オブジェクトの特徴は以下のとおりです。
@プロシージャ
0個以上の変数を受け取ったり、返す処理を行う、データベース内に格納され
実行されるプログラム。
Aファンクション
0個以上の変数を受け取り、1つの値を返す処理を行う、データベース内に格納
され実行されるプログラム。
Bパッケージ
関連あるプロシージャ・ファンクション・変数等のプログラム構成要素をまと
めたオブジェクト。
Cトリガー
トリガー起動イベントが発生した際(表へのUPDATE等)に、そのイベントに対
応したトリガープログラムが起動し処理を行う。
ビルトインパッケージ
Oracleでは、PL/SQL機能を拡張するためにオラクル社自身が開発した様々な
パッケージを提供しています。
UTL_FILEは、 サーバ側のテキストファイルに対する入出力機能を提供します。
・UTL_FILEパッケージ:テキストファイルに対する操作
・DBMS_LOBパッケージ:バイナリファイルに対する読込
ファイルのオープン:UTL_FILE.FOPEN
ファイルのクローズ:UTL_FILE.FCLOSE
ファイルの読込:UTL_FILE.GET_LINE
ファイルの書込み:UTL_FILE.NEW_LINE、UTL_FILE.PUT、UTL_FILE.PUT_LINE、UTL_FILE.PUTF
※UTL_FILEパッケージを使用するためには、UTL_FILE_DIR初期化パラメタで、
アクセス可能なディレクトリが宣言されている必要があります。
データディクショナリは、データベースに関する情報を提供する実表とビュー
で、 SYSユーザが所有し、SYSTEM表領域に格納されています。
・スキーマオブジェクトに関する情報
・整合性制約に関する情報
・Oracleユーザ
・権限・ロール
・監査情報 etc
データベース監査には、以下のような種類があります。
・文監査(特定の種類の SQL文を監査する)
・権限監査(システム権限の使用を監査する)
・スキーマオブジェクト監査(特定スキーマオブジェクトに対する SQL文の実行を監査する)
ORA-12541エラーの原因と、主な対処法は以下のようになります。
◆ORA-12541
ORA-12541:TNS:no listener
ORA-12541:TNS:リスナーがありません
<原因>
リモートノード上のリスナーを見つけることができない。
<対応方法>
・リモートノード上のリスナーが起動されているか確認
・起動確認は、リスナー制御ユーティリティのSTATUSコマンドを使用
・起動していない場合は、 STARTコマンドで起動
Oracle Server が共有サーバ構成の場合、接続は専用サーバ接続と共有サーバ
接続の使い分けが可能です。ただし、データベースの起動や停止等のOracle内
部タスクは専用サーバ接続を使用する必要があります。
※共有サーバ構成
・ユーザセッション情報は、共有プールに保存
・ユーザはディスパッチャに接続する
・1つのディスパッチャは、同時に複数のクライアント接続をサポートできる
・特定のサーバプロセスが要求を処理するまで待つことなく、どのサーバプロセスでも SQL処理が可能
Oracle10g では、自動オプティマイザ統計収集機能を使用し、オプティマイザ
統計情報の収集が行われます。
◆自動オプティマイザ統計収集
DBMS_STATSパッケージを使用すると、従来の、コストベースに必要な統計情報
を収集するとともに、統計情報の失効や欠落を判断して、統計情報を収集する
ことが出来ます。
リスナー制御ユーティリティ(LSNRCTL)は、コマンドラインから使用します。
$ lsnrctl コマンド [リスナー名]
$ lsnrctl
LSNRCTL>
LSNRCTL> コマンド [リスナー名]
※リスナーの起動・停止
LSNRCTL>START [リスナー名]
LSNRCTL>STOP [リスナー名]
※リスナー名を省略した場合
・カレントリスナーが対象になる
・カレントリスナーは、 「SET CURRENT_LISTENER リスナー名」で設定
・上記のコマンドを実行していない場合は、デフォルトリスナー「LISTENER」
が対象となる
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