問1 ..................................................................................................
STATSPACKユーティリティを使用し、レポートを作成します。
作成時に最低限指定する必要のある情報をすべて選びなさい。
a.開始スナップショットID
b.開始スナップショット取得時刻
c.終了スナップショットID
d.終了スナップショット取得時刻
e.出力レポートファイル名
f.デフォルト表領域
→回答と解説
問2 ..................................................................................................
ASM インスタンスにおいて、実際に再バランスを行うプロセスを選びなさい。
a.RBAL
b.RBAn
c.ARBn
d.ASMB
e.ASMn
→回答と解説
問3 ..................................................................................................
下記のパラメタを使用し、SQL*Loaderユーティリティを実行します。
正しい説明として当てはまるものをすべて選びなさい。
sqlldr userid=scott/tiger control=cnt01.ctl data=data01.dat direct=true
a.SCOTT ユーザとしてロード処理が実行される
b.従来型パスロードとして実行する
c.ログファイル名が指定されていないので、ログは出力されない
d.ダイレクトパスロードとして実行する
e.許容されるエラーの最大レコード数は50である
→回答と解説
問4 ..................................................................................................
カーディナリティが低いデータにとって、最適な索引のタイプを選びなさい。
a.B ツリー索引
b.ビットマップ索引
c.逆キー索引
d.関数ベース索引
e.索引構成表
→回答と解説
問5 ..................................................................................................
Oracleデータベースのデータをアンロードするために使用できる
ツールとして当てはまるものをすべて選びなさい。
a.exp
b.SQL*Loader
c.Data Loader
d.STATSPACK
e.Data Pump
→回答と解説
問6 ..................................................................................................
Javaセッションのセッション中に、Java状態がJAVA_MAX_SESSIONSPACE_SIZEの
値を超えた場合に発生するのはどれか。
a.メモリ不足の警告は発生するが、アプリケーションはそのまま続行可能
b.メモリ不足の警告がトレースファイルに書き込まれる
c.JAVAプールが自動で拡張される
d.「ORA-29554:メモリー不足状態でJavaが未処理です」というエラーメッセージを出力
e.警告やエラーは発生しない
→回答と解説
問7 ..................................................................................................
データベースのリカバリに関する下記の文章を読み、空欄に当てはまる
語句を選びなさい。
<リカバリ(回復)とは>
REDOログからREDOログレコードを読み出し、リストアされたデータファイルに
それらを適用すること。
・REDOログ内のREDOレコードを適用し、リストアされたデータファイルを [ 1 ] する
・未コミットトランザクションを [ 2 ] し、データベースを元の状態にリストアする
a. [1]ロールバック [2]ロールフォワード
b. [1]ロールフォワード [2]ロールバック
c. [1]ロールバック [2]リロード
d. [1]リロード [2]ロールバック
e. [1]リカバリ [2]リストア
→回答と解説
問8 ..................................................................................................
高水位標よりも下の未使用領域をリカバリする方法として使用可能なものを
すべて選びなさい。
a.表データの削除(TRUNCATE TABLE EMP;)
b.表データの削除(DELETE * FROM EMP;)
c.表の移動(ALTER TABLE MOVEコマンド)
d.表のエクスポート・インポート
e.表の削除
→回答と解説
問9 ..................................................................................................
データベースリソースマネージャについて、リソースプランに関する情報を
確認するためのディクショナリを選びなさい。
a.V$RSRC_CONSUMER_GROUP
b.V$SESSION
c.DBA_RSRC_PLAN_DIRECTIVES
d.DBA_RSRC_CONSUMER_GROUPS
e.DBA_RSRC_PLANS
→回答と解説
問10 ................................................................................................
RMANにて制御ファイルの自動バックアップを構成する方法として、
適切なものを選びなさい。
a.CONFIGURE BACKUP CONTROLFILE;
b.CONFIGURE AUTOBACKUP CONTROLFILE;
c.CONFIGURE CONTROLFILE AUTOBACKUP ON;
d.CONFIGURE CONTROLFILE BACKUP ON;
→回答と解説
STATSPACKレポートの生成手順の例を示します。
「spreport.sql」を実行すると収集のリストが表示され、開始スナップショットID
と終了スナップショットIDを指定します。この指定期間のレポートが作成されます。
最後にレポートファイル名を聞かれますが、ファイル名を指定しない場合は、デフ
ォルトで「sp_<開始ID>_<終了ID>.lst」となります。
$ sqlplus perfstat
$ORACLE_HOME/rdbms/admin/spreport.sql
Current Instance
~~~~~~~~~~~~~~~~
DB Id DB Name Inst Num Instance
--------- -------- -------- -----------
123456789 ORA901 1 ora901
<・・・ 省略 ・・・>
Specify the Begin and End Snapshot Ids
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
begin_snapに値を入力してください:3
Begin Snapshot Id specified:3
end_snapに値を入力してください:4
End Snapshot Id specified:4
Specify the Report Name
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
The default report file name is sp_3_4. To use this name,
press to continue, otherwise enter an alternative.
report_nameに値を入力してください:sp3_4.log
<・・・ 省略 ・・・>
ASM オブジェクトは、「ASM インスタンス」という通常使用するデータベースインス
タンスとは別のOracleインスタンスで管理します。 ASMディスクの追加・削除が行わ
れると、自動で再バランスが行われます。
このASM インスタンスでは、通常のバックグラウンドプロセスの他に下記のようなプ
ロセスが実行されます。
RBAL ディスクグループの再バランス全体を調整するプロセス(Rebalance)
ARBn 実際の再バランスのためのデータエクステントの移動を行うスレーブプロセス(ASM Rebalancer)
ASM を使用するデータベースインスタンス側では、通常のバックグラウンドプロセス
の他に下記のようなプロセスが実行されます。
RBAL ASM ディスクグループ内の ASMディスクへのアクセスをコーディネートする
ASMB ASM インスタンスに接続するためのバックグラウンドプロセス(ASM Background)
SQL*Loaderの起動は「sqlldr KEYWORD=value [,KEYWORD=value ...]」のよう
に行います。このKEYWORDには、各種ファイル名やSQL*Loaderの動作を指定す
るパラメタを適宜指定します。
USERID :ロード実行するユーザ名/パスワード
LOG :ログファイル名(デフォルトは、「制御ファイル名.log」)
DIRECT :ダイレクトパスロードとして実行 (デフォルトは、「FALSE」)
ERRORS :許容されるエラーの最大レコード数(デフォルトは、「50」」
カーディナリティが低いとは、「多数の行が含まれる表において、列の値が異
なる場合がほとんどない」ことを意味します。例えば、「社員表」における「
社員番号」は各レコードで値が異なりますが、「性別」を示すカラムは、値の
種類が表全体で二種類になり、カーディナリティが低いと言えます。
◆ビットマップ索引
性別や職種などのカーディナリティが低い列に向いた索引。索引列の値の種類
ごとに索引エントリを作成。各値(キー)に対し、「キー値+開始ROWID+終了
ROWID+ビットマップ」で構成される。
Data Pumpは、Oracleデータベース内のデータとメタデータ(定義)の高速移動
機能を提供します。
従来のexp/imp ユーティリティとインタフェースの似たクライアントとして、
expdp/impdp コマンドラインユーティリティが用意されています。また、
Enterprise Managerからも操作可能です。
尚、exp は、従来から提供されているエクスポートユーティリティ、
SQL*Loaderはデータをロードするユーティリティ、
STATSPACK はデータベースの統計や SQL文に関する情報を収集するツールです。
Javaセッションで使用されるメモリ量を制限するために下記の初期化パラメタ
が用意されています。
<JAVA_SOFT_SESSIONSPACE_LIMIT>
ユーザのセッション中にJava状態がこのサイズを超えると警告がトレースファ
イルに書き込まれる。警告だけの為、アプリケーションはそのまま続行可能。
<JAVA_MAX_SESSIONSPACE_SIZE>
ユーザのセッション中にJava状態がこのサイズを超えるとセッションはメモリ
不足の為終了する。終了時には「ORA-29554:メモリー不足状態でJavaが未処理
です」というエラーメッセージが出力される。デフォルト値は 4GBという非常
に大きい値なので、通常は問題とはならない。
データベースのリカバリ処理は、ロールフォワードとロールバックという
2フェーズで行われます。
<リカバリ操作とは>
Oracleは、REDOログファイルからOracleデータブロックへ順番にREDOレコ
ードを適用し、ロールフォワードする。その後、コミットされていないト
ランザクションをロールバックする。
リカバリが必要かどうかは、制御ファイルのデータファイルヘッダーに保
管されている SCNに関する情報を使用して判断される。
よって、上記の説明文は以下のようになります。
<リカバリ(回復)とは>
REDOログからREDOログレコードを読み出し、リストアされたデータファイルにそれらを適用すること。
・REDOログ内のREDOレコードを適用し、リストアされたデータファイルをロールフォワードする
・未コミットトランザクションをロールバックし、データベースを元の状態にリストアする
◆最高水位標(HWM:High Water Mark)
セグメントの中の、「一度も使用されていない未使用ブロック」と「使用さ
れたブロック」の境を表すマーク。最高水位標以下のブロックで、領域使用
率が悪い場合、全表走査時のパフォーマンス劣化等が発生する可能性がある。
※高水位標よりも下の未使用領域をリカバリする方法。
・表の削除
・表データの削除(TRUNCATE)
・表のエクスポート・インポート
・表の移動(ALTER TABLE MOVEコマンド)
データベースリソースマネージャは、特定のリソースの利用をOracle Server 側
で制御するための機能です。
DBA_RSRC_PLANS:リソースプランに関する情報
DBA_RSRC_CONSUMER_GROUPS:コンシューマグループに関する情報
DBA_RSRC_PLAN_DIRECTIVES:リソースプランディレクティブに関する情報
V$RSRC_CONSUMER_GROUP:現在アクティブなコンシューマグループの CPU使用率などに関する統計データ
RMANでは、制御ファイルの自動バックアップを行うことができます。
AUTOBACKUP機能が有効な場合、RMANは暗黙で制御ファイルをバックアップセット
に組み込みます。自動バックアップを構成するには、下記のコマンドを実行しま
す(デフォルトはOFF)。
CONFIGURE CONTROLFILE AUTOBACKUP ON;
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